講演をして学んだこと

よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。-立川談志

本職より恋愛論のほうがスラスラ話せるヤスです。こんばんは。

講演会をしています。画像はある高校でのおれの講演会の様子。人前に出る機会は多いんです。この時期はあちこち飛び回っています。だもんで「ヤス」で活動するには顔を隠さなきゃいけない。MAN WITH A MISSIONみたいに仮面をしようかしら。

講演をする方法は誰かに教わってはいないけど、人のスキルをぬすんだり、本を読んだりはしました。「はじめて人前でスピーチする本」とかそんなの。

人の講演を許可取ってボイスレコーダーで録音し、完コピしていたこともあります。自分の話すことを一字一句もらさず原稿を作ってそれを覚えたりもしました。覚えた原稿を実際読んでみてA4用紙1枚で何分しゃべれるか計測。6分だったら30分講演で5枚準備。1時間講演なら10枚とかね。

今は話す内容を箇条書き(キーワード)にし、そのメモで話しています。時間の調整は、早く終わりそうならアドリブいれたり、流れに沿ったエピソードトークしたり。

模倣し、アレンジを加え、自分のモノにする。千利休の「守破離」そのものです。

ガチガチに準備をしてから講演を始めたのも理由があります。
はじめて仕事で講演をしたときに痛い目にあったのです。

大学の時に学生イベントの司会とかしていたので、人前で話す自信はありました。何百人の前で話していたんですね。人によってはもう前に出ることさえ苦手、しゃべるなんてとんでもないという場合もあるので、前に出るのが元々好きなんでしょう。

だから仕事で講演依頼があったとき先輩から「ヤス、やってみる?」ともちかけられ、二つ返事で引き受けました。「いやぁ、おれ実は話すの得意なんですよ~」とか言いながらね。おー、こわ。今思い出してもゾっとする。

仕事でやる講演にはお客さんに配付する資料があります。その資料に沿って話していくタイプ。
当時は「資料があるんだから何も準備しなくても話せるだろう」って軽く考えていました。

これが甘かった。

講演が始まりました。まず、出だしがわからない。何から話せばよいかわからない。どう切り出せばよいかわからない。
百人くらいの前で司会者に紹介され演台に行くも
「ヤスです。こんにちは」
これしか話せなかった。ヤバイ。マズイ。どうしよう。

ここでもう頭がまっしろ。そのあとはあまり覚えていません。たぶん資料をそのまま読んだのかな。
持ち時間の半分しかもたなかったのは覚えています。

この出来事がキッカケで講演には準備をしてのぞむようになりました。
それが最初に書いた準備です。
慣れてきたらそれはそれで今度は長く話しすぎるという問題もでます。話を締められない状態ね。同僚には「着地できず飛行場の上を旋回している飛行機」と言われます。

はじめて何かをするとき、理由もない自信はこわいです。

自信は大事よ?時には根拠のない自信でも大事。
しかし時と場合によります。

例えば大好きな人と初めてご飯に行くとき。
いきあたりばったりは危ないですよ。

服装はどうするのか。
食べ物は何が好きで何が苦手か。
場所はどこにするのか。雨が降っても大丈夫な場所か。
待ち合わせ場所はどうするのか。
相手の趣味はなにか。当日はどんなことを話すか。

考えること、準備できることはいろいろあります。
仕事だけじゃなく、人間関係も恋愛も。
準備は相手への気遣いですから。心地よい環境をつくる準備。

今までそんなことしたことなかった、考えたこともなかったって人は、それをするだけで対人テクニック・恋愛テクニックを使うより効果がありますよ。

ヤスでした。