人をほめる技術

ほめ言葉ハンドブックがベストセラーになっていたよね。
小学校でも習った。「お友だちのいい部分を見つけましょう」。つまり褒めましょうってことよね。

そもそも、なんで相手を褒めるかってことだけど、これは自分の好意を相手に伝えるため。わたしはあなたのその部分が好きなんですよーって宣言していることです。友達でも好きな相手へでもそこは同じでしょう。
もう1つはわたしはあなたを認めていますという伝達。

どれだけ心で思ってようが、相手に伝えないとあんまり意味ないんです。ほめ言葉は伝えてこそ意味がある。

ただね、この褒め言葉ってのが、案外むずかしい。
だからほめ言葉本が売れるんだろうけど。

おれにさ、「ヤスさん、顔がかっこいいですね!」って言われても
「ど、どこが?!」ってなっちゃう。いや、うれしいけどさ。
これが「声、いいですね」だと、「あ、うん、ありがとう」って素直に受け入れられるよね、おれは。声はよく言われるから。声だけかいっ!

キレイな言葉を並べても、相手に届かないとほめ言葉として受け取ってもらえない。ヘタすると「なんやねん!」と関係が悪くなっちゃう。男性から女性へのほめ言葉はイヤらしくとられることもある。
顔へのほめ言葉は、もし相手のコンプレックスだったとしたら、本当に自分がかっこいいと思って言っても、受け入れてもらえない。

適切なほめ言葉とはなにか?

これってやっぱり相手が言われたいことだよね。
自分が「ここには自信がある!」って部分を認められるとうれしくなる。

笑顔が素敵な人なら「その笑顔ですごい癒やされるよ」
見た目に気を使ってキレイにしてたら「キレイですね」
服装とかアクセサリーに興味がある人なら「素敵なピアスですね」
あ、実際はもっとフラットに言うから。
「そのピアス、めっちゃいいやん!似合ってるわ~。センスいいわ~」って感じで。

相手のことをよく観察していないと、もちろんわからない。
会話、見た目、仕草やふるまい。
相手に興味をもっていたら、どこが褒めるポイントかはわかってくる。
適当に言ってたら刺さらない。

「自分が言われて嬉しいことを言ってみよう」と指南するものもあるけど、相手へのほめ言葉としてはちょっとズレるよね。

さっきの顔の話で
「キレイねー」って言う。
「そんなことないよ」と素っ気なく返されたら
「そうかな。すごいおれが好きな雰囲気やわ」
と素直に言えばいい。思ってないと言えないから。思っていれば出る。

おれはあなたが好きです。って伝えるのと似ている。
お、ちょっと恋愛テクニックっぽいね。

だから、「何を言うか」じゃない。
「どう思って言うか」なんです。

ほめ言葉は、ジョーカー的なワイルドカードはありません。
口説き文句と同じだね。

その人に対して、自分が「いいな~」って思うとこを伝える。
何かほめたとして、あとに「そこが好き」って続ければほめ言葉になるから。

簡単なようで人をほめるのは難しい。
まぁ、失敗してもどんどんいい部分は伝えていくのがいいかな!

今日も来てくれてありがとうございます。
ここを読んでくれる、わざわざ時間をとって来てくれるあなた、素敵やわ~。
ヤスでした。