リアルより高度なネットの人間関係

ここ数年、「人とのかかわり」がピックアップされている。
ちょうどインターネットが普及したおれら世代は、一時、人とのかかわりを避けた。

人間関係のわずらわしさ。面倒くさい。

リアルコミュニケーションが希薄になった世代だ。
ネットがあるからいいじゃん、と。
すべてネットで解決しようとした。

もちろん、ショッピングは今、ネットがないと成り立たないだろう。
メディアだってある世代ではテレビよりネットが強い。

SNSが出始めた頃だろう。人間関係がネットで完結しなくなった。
「オフ会」の存在だ。

ネットだけで完結していた人間関係がリアルに進出した。
ネットで出会い、リアルで会う。

コミュニケーションが苦手なためネットに逃げた人は、より高度なコミュニケーション能力を求められるようになってしまった。

なぜなら、ネットの人間関係はリアルより希薄だからだ。
ちょっとしたことで関係が壊れたり、なくなったりする。

学校や職場だと毎日顔をあわすから簡単に関係は切れない。
ネットは自分に合わないとすぐ切れる。友だち削除やブロックだ。
だから高度な能力が求められる。

受け身のコミュニケーションはネットで圧倒的に不利だ。
ここでも高い能力が求められる。

もちろん良い部分がある。
自分に本当に合う人に出会えることだ。
苦痛になるような関係は避けることができる。

本屋にあふれていたコミュニケーションのハウツー本を見てそんなことを考えた。

今の世代はわかっているんだろう。だからSNS疲れという言葉が出てきた。逃げ場がないんだろうね。

今日も来てくれてありがとうございます。
ネットの人気者はリアルも人気者。
ヤスでした。